九四式装甲列車






警戒車(一号車)
満鉄の50t石炭車タイ型を基に新製されたもので、
30p探照灯と九二式重機関銃を2挺装備しています。
他にもレールや枕木などの保線用資材を搭載していました

火砲車甲(二号車)
満鉄の60t無側車チイ型を基に新製されたもので、
十四年式十糎高射砲と九二式重機関銃を4挺装備しています。
高射砲の搭載された砲塔は高射撃はできず平射撃専用ですが、
走行射撃ができるように改造されていました。

火砲車乙(三号車)
満鉄の60t無側車チイ型を基に新製されたもので、
搭載兵装等は火砲車甲と同じですが同時射撃ができるように車高が一段高くなっています。

火砲車丙(四号車)
満鉄の60t無側車チイ型を基に新製されたもので、八八式七糎高射砲を2門を砲塔に装備しています。
他の火砲車と違い対空射撃が可能でした。
九四式装甲列車の中で唯一図面のある車両です

指揮車(五号車)
満鉄の60t石炭車タサ型を基に新製されたもので、戦闘に必要な観測設備や無線設備を装備しています。
そのほか兵装として九二式重機関銃2挺を装備しています。
車体屋根上の無線用アンテナは走行に支障があるため省略しています。

機関車(六号車)
満鉄用にミカド型機関車を新製し装甲を施したものです。
編成での最大速度が65km/hとなっています。
マイクロエースの9600形機関車にかぶせています。

炭水車(七号車)
車体は新製されたもので航続距離150km分の石炭と水が積載でき、
武装として九二式重機関銃を2挺、押出し式の銃塔に装備しています。
マイクロエースの9600形機関車の炭水車と交換しています。

電源車(八号車)
満鉄の60t石炭車タサ型を改造したもので、発電設備や遠距離無線設備を装備しています。
そのほか30p探照灯と九二式重機関銃を2挺装備しています。
車体屋根上には無線用アンテナがあり、
電波反射を防止するため屋根表面はフェルト系の非金属が使用されています。

kim2製作

【九四式装甲列車】
大日本帝国陸軍の装甲列車で、南満州鉄道株式会社にて製作されました。
火力を正面に集中できるように火砲車が配置され、走行射撃ができるように設計されています。
また装甲列車としては珍しく歩兵車を廃止して単独での戦闘に重点を置いています。
自慢の戦闘力で中国戦線で暴れまわったそうです。
(具体的には中国軍の占領する駅に突入して奪取するとか)

作品発表日 2011/12/30

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